単身サイクリストと愉快な工具たち 

気軽にサイクリングと買い物を

聖地巡礼の旅 ~2014長野へ~ 2日目

週末を利用して長野県に行ってきた、2日目のレポです。

いきなりこの記事にたどり着いてしまった方は前日分を読んでから読んでいただければ幸いです。

 

朝5時半。

ローソンで買ったビールをあおってから寝たせいか、若干体が重い気もしますがそれは気のせいでしょう。

どう考えても前日のドライブ(合計すると8時間は乗ってる)と乗鞍ヒルクライムサイクリング(獲得標高1200メートルくらい)のせいです。

P1000552_a.jpg

今思えば、このローソン自体も聖地だったようです。ツインズのほう。

先に買っておいたビールは時間がたってぬるくなってしまったのでもう一度ここで買い直しました。

しかし、日本アルプスのおひざ元まで来て南アルプス天然水を買うってのも、どうなんでしょう。

P1000551_1.jpg

こちらが縁川商店で購入したビール。まさに、今飲みながら書いてます。

それはさておき、窓を開けてびっくりです。

DSC_0856_121.JPG

何やら、天気が…

と見せかけてよく見ると、

DSC_0858_122.JPG

晴れてるみたい。

ここは湖畔なので、朝霧が立ち込めていたようです。

てことは…

またとないシャッターチャンス。1眼レフ持ち出して散歩に出かけます。

この時、まだ、自分の不幸に気付くことはできませんでした。

DSC_0860_123.JPG

朝もやにけぶる、木崎湖

人もほとんどなく、いい雰囲気です。

適当にあちこち撮り回ります。

DSC_0862_124.JPG

DSC_0863_125.JPG

けして、曇ってるわけじゃないんですよ。

DSC_0864_126.JPG

DSC_0865_127.JPG

DSC_0866_128.JPG

DSC_0867_129.JPG

DSC_0869_130.JPG

DSC_0870_131.JPG

長袖のジャージを着てきましたが、それでもちょっと寒いくらいでした。標高たかめなんですね。

DSC_0872_132.JPG

神社なんかもあったり。

DSC_0873_133.JPG

今日走る予定の林道。

DSC_0874_134.JPG

上るのは青木湖方面からで、こちらに降りてくる予定です。

これをとる前にサルがいたのでちょっと怖くなり、引き返すことにしました。

キャンプ場を通り過ぎた直後、野原の中に黒い動くものが…

黒ラブにしては動きがおかしい…

そもそも、1メートルくらいあるし、体が太いよ、アレ…

クマー!

と思ったのもつかの間、クマもこちらに気づき振り向きました。

「まじですか!こんなところで俺の人生がクマー!?」

若干後ずさった後、キャンプ場入口が近いのを思い出し走り出すとクマも同じ方向に動き出しました。

「やばいやばいやばい。あいつ、俺とおんなじ方向に駈け出してます。」

まさに、リヤシートにM2重機関銃を発見したマオのような気分でした。

目線をキャンプ場入口に向け猛ダッシュ。といってもほんの10メートルほどですが、ガクブルしながら逃げ出しました。

振り返って確認すると、クマさんの姿はありませんでした。

書いている今思い出しても、マジでやられるかと思ったくらい近くにいました、クマ。

カメラ持ってたけど、とても撮影しようとか考えられませんでした。

距離にして3~4メートルくらいでしょうか。ちょうどクマの後ろから私が近づく形となり、お互いびっくり遭遇となったようです。

5分くらい様子を見ましたが、幸いにしてもう一度出てくることはなく、事なきを得ました。

キャンプ場の管理室には人気がなく、助けを求める感じでもなかったのであきらめました。

そもそもカメラ持ってて口頭説明だけってのも、オオカミ少年みたいでやなので。

そういえば先日夜、クマ出没警報が発令されていました。

不用意でしたね。今度は鈴持って出かけるようにしないと。

湖畔の道まで小走りで移動して、心を落ち着けるべく散歩再開です(まだやるんかい)。

DSC_0875_135.JPG

少しもやが晴れてきましたかね。

まだドキドキしてますが、ボート準備中のスタッフさんにもこのことは告げずに散歩を続けます。

余計にパニックになりそうなので。

DSC_0876_136.JPG

DSC_0877_137.JPG

DSC_0878_138.JPG

DSC_0879_139.JPG

この公園も、聖地のようですね。ブランコとか。おねティー見てないので、同じアングルで撮るとかはできませんが。

DSC_0880_140.JPG

物語の舞台って記述がおねティのことになるんでしょうか。

DSC_0882_141.JPG

だいぶ明るくなってきました。

もうすぐ朝ごはん。宿に帰ります。

宿のおばちゃんにクマのことを告げると、市役所に通報してくれました。

市としても警戒監視中とのことでした。そもそも、街中にクマが現れたそうですね。

命に別条はないってことは、それなりに怪我したってことなんでしょう。

無事でよかった…俺。

朝食も食べ、着替えて宿をあとにしました。

おいしいご飯、ありがとう、おばちゃん(御年76歳)。また来るね。

車を2分走らせてキャンプ場の駐車場へ。

受付で駐車場を借りる旨を伝え、戻ろうとすると、何とネコ2匹が登場。

寄ってくるでもなく逃げるでもなく、伸びたりしてたのでしばらく眺めてました。

どちらかが玉無さんなんでしょうね。

車から自転車を取り出して組み立て、ストレッチをして準備完了。

DSCN0235_087.JPG

朝イチでクマに遭遇した場所ですので、警戒しつつ写真を1枚。

今日もバックパックには1眼レフを入れて走ります。

それでは木崎湖一周サイクリング、スタートです。

DSCN0237_088.JPG

早速、パラグライダー発見。天気も良く、気分よさそうです。

タンデムで12000円。いかがですか?

DSCN0238_089.JPG

あっという間に湖の北側に。

ただ一周するとたぶん30分くらいで終わってしまうので、これから小熊山パラグライダー場を目指します。

DSCN0239_090.JPG

近くの電柱ではとんびが鳴いてました。

林道に入るといきなりの急こう配が。

帰りに「ろんぐらいだぁす」のドラマCD聞いてたら、平均勾配が10%って雛子が言ってました。

やたらきついと思ったところでガーミンの勾配を見てみると、

なんと14%。

そりゃあきついはずです。

前日乗鞍で疲れた足では結構きついです。

とはいえ、コンパクトクランクに12-27を装備する私の自転車では登れないわけではないのでゆっくり登っていきます。

こんな貧脚ギヤ積んだRMZって私くらいでしょうかね…orz

上ってる最中にも大きなフンが落ちていたりします。間違いなく、クマのものです。

いったい何頭いるんだろう。

ベルを鳴らしまくりながら頑張って登ります。

DSCN0240_091.JPG

とりあえず急こう配を登り切った先にある、サンアルピナ鹿島槍スキー場から。

見えるのは鹿島槍ヶ岳でしょうか。

DSCN0241_092.JPG

頂上にかかる雲がサイクリング中に消えることはありませんでした。残念。

スキー場にもサルがいるので刺激しないように先を急ぎます。

ここから先はそれほど急勾配はありませんでした。

DSCN0243_093.JPG

別な角度から山々を見る。

地図を見るとこの奥に黒部ダムがあるようです。

度重なるサルとクマの恐怖におびえながら、ようやく今日の目的地にたどり着きました。

DSCN0247_094.JPG

小熊山パラグライダー場。そして、奥に木崎湖を望む。

まさに今、一人が飛び立とうとしてました。適度に風があり、あっという間に空に飛んでいきました。

ほんとに、ここより高いところに飛んでいくんですよ。風の力ってすごいですね。

DSCN0248_095.JPG

逆光でシルエットのみですが、パラグライダー上からRMZを1枚。

パラグライダーがいなくなったので、ちょっと中に入ってみました。

DSCN0249_096.JPG

すごい高さです。

DSCN0250_097.JPG

パラグライダーとともに。

小さく、ゆーぷる木崎湖が見えます。天気が良くてよかった。

DSCN0251_098.JPG

これ以上は近づけませんでした。マジで怖いよここ。

DSCN0253_099.JPG

振り返って1枚。

聖地巡礼中の方にスマホでの撮影を依頼されたので、ついでに自分もとってもらうことにしました。

DSCN0254_100.JPG

ナイス、アングルです。みんな、ありがとう。

彼らの後をついていく感じで下山開始です。と言っても若干のアップダウンがありました。

道も狭く、ガードレールもない結構危険な道ですので、走ることがありましたら十分注意して走行しましょう。

もちろんここにも大きなフンが。

もはやクマ本体よりもフンを踏んづけないか心配になります。あんなの踏んだら間違いなく滑って落車です。

目いっぱいベルを鳴らしながら下りきり、朝の散歩中にとったキャンプ場前の場所に出ました。

木崎湖の南側を通り、次の目的地、縁川商店へ。

DSCN0258_104.JPG

Yショップニシ。縁川商店で通じるほど、ここも聖地ですね。

おねティだけじゃなく、ろんぐらいだぁすとしてもコミックス3巻表紙で亜美ちゃんがベンチに座り

おやき食べてるので聖地となります。

日常仕様のマーチ、悔しいほどかわいらしいです。このあと、キャンプ場でも会いましたけどね。

小腹がすいたので何か食べようと店内へ。

小石のうどんとか食べればよかったんでしょうけど、ここはあえておすすめのこちら。

DSCN0255_101.JPG

きのこそば。期間限定という響きにつられて。

葉わさびそばと迷った挙句、こちらにしました。紫のキノコって毒々しくていいですね。

DSCN0256_102.JPG

その奥には縁川商店グッズ等がずらり。三宅先生の亜美ちゃんイラストの色紙もありました。

縁川ノートに9/21付で記入してきましたので、立ち寄った際は見つけてみてください。

DSCN0257_103.JPG

駐車場から、パラグライダー場が見えます。車で行けば、楽なんでしょうけどね。

おいしく食べた後は、もうちょっと聖地巡礼

途中、なんだか人が集まってる踏切がありましたが、そこも聖地だったようです。

やっぱり、アニメ見てから来ないとだめですね。なんだかわからなくなりました。

DSCN0259_105.JPG

海ノ口駅。

縁川小石が告白した場所だそうで。

人気のない駅のホームに呼び出して女の子から告白なんて、聞いただけでキュンキュンします。

DSCN0260_106.JPG

中はこんな感じ。

理解ある、地元の方々に感謝が止まりません。

そんな中、心無い記述が。

DSCN0261_107.JPG

なんてこと、書きやがる。書いたやつ、出てこい!お前が豚の尻だ!

ひとしきり憤慨した後、ゴールとなるキャンプ場へ向かいます。

自転車を車にしまって、靴をスニーカーに履き替えてから散歩です。

DSCN0263_108.JPG

件の桟橋。

幸いにしてだれもいない。今がチャンスです。

DSCN0264_109.JPG

DSCN0265_110.JPG

何となく、パノラマでとってみる。

DSC_0889_144.JPG

湖畔の生活ってどうなんでしょうかね。

DSC_0890_145.JPG

ぐるぐるの植物。

DSC_0891_146.JPG

桟橋から。

DSC_0893_147.JPG

小波がさざめく。

DSC_0897_148.JPG

F16と、目いっぱい絞ってます。

DSC_0898_149.JPG

売店でちょっとお買いものして、お風呂に入るために次の目的地へ。

P1000539_111.JPG

ゆーぷる木崎湖

循環湯ですが、受付前の一角にはジェイソンさんが彫った木彫りのおねティ関連の彫刻がありますので是非入っておきましょう。

ひとっプロ浴びた後、すでに午後1時を過ぎていておなかがすいたのでここで本格的に昼食です。

P1000540_112.JPG

まずはのどが渇いたので「クリームソーダ」を1つ。

ちょっと飲んだら頼んでた品物ができたようです。

P1000541_113.JPG

黒部ダムカレー

で、でかい。こんなに食い切れるか?今日消費した、いや、昨日の分までカロリーを補給できそうです。

まあ、ようは大盛りカツカレーですね。湖上に浮く船は、ニンジンと何か甘い芋(サツマイモ?)でした。

P1000542_114.JPG

ダム、順調に決壊中!

比較的大きめなスマホSH-04Fが小さく見えます。

P1000543_115.JPG

格闘すること30分以上、何とか食べきってやりました。

福神漬けは、勘弁してください。

おなかがパンパンになったのですぐに出発することができず、施設内で展示してた聖地巡礼の歴史的なものを見て回り、2時過ぎようやく出発です。

天気が非常によく、そのまま帰るのももったいないので安曇野へ車を走らせます。

出光で給油しておき、大王わさび農園へ。

もっと山の中にあるもんだと勝手に思っていたので、意外とアクセスが良くびっくりしました。

DSC_0899_150.JPG

わさびソフト。

全然辛くないです。それどころか、よーくと鼻にぬいて味わわないとワサビの風味すらわかりません。

昔、どっかで食べたわさびアイスはもはやゲテモノの類になってた気がしますが、こちらは美味しいです。

せっかくなので、わさび田を見て回ります。

DSC_0914_157.JPG

川に見えますが、こちらはただの川ではないんです。

DSC_0900_151.JPG

なんと、湧水100%。

DSC_0904_153.JPG

ボートも気持ちよさそうです。

DSC_0906_154.JPG

合流地点。

DSC_0907_155.JPG

水車がギイギイうるさいです。

DSC_0911_156.JPG

透明度が高いです。

DSC_0914_157.JPG

DSC_0915_158.JPG

DSC_0917_159.JPG

テレビか何かで見たきれいな水辺。

DSC_0919_160.JPG

わさびがいっぱい。

DSC_0921_162.JPG

DSC_0920_161.JPG

触ってみる。

13℃だと、さほど冷たくは感じません。冬なんか、温かいくらいじゃないでしょうか。

DSC_0924_164.JPG

DSC_0923_163.JPG

DSC_0927_165.JPG

やはり、山は高いです。槍ヶ岳とか穂高岳とかでしょうかね。

DSC_0928_166.JPG

DSC_0929_167.JPG

DSC_0930_168.JPG

飲んでみました。生臭みもなく、おいしい水です。

DSC_0931_169.JPG

無事帰りたいんで、湧水をかけときました。

DSC_0932_170.JPG

大きいほうが風味がいいそうです。

DSC_0933_171.JPG

松本空港行きでしょうか。

あとは帰るだけです。

ここで、せっかく1眼レフ持って行ったのに、小熊山で取り出さなかったことに気づきました。

あれだけ重い荷物を持って行ったのに…1キロは無駄にしました。さらにはコンデジ1つ余計にバッグに入れておいたので、

余計に重くなっていたようです。

P1000545_117.JPG

帰りの姨捨SAにて買ったサイダー。ご当地サイダー多いですね。

4時に安曇野を出て、幾度となく休憩しつつ、9時半に帰宅しました。

この2日間で830キロもドライブしました。

自転車は、60キロくらいでしょうか。

そんなこんなで、お土産はこちら。

P1000549_119.JPG

縁川グッズ。

P1000550_120.JPG

もう、自分から縁川商店って言っちゃってるね。

P1000546_118.JPG

木崎湖ステッカー。

それぞれ会社の道具箱と自宅の工具箱につけてみようと思ってます。

わかる人が見ればわかるアイコン。どれだけの人数が気付くのでしょうか。

今回走っていて思いました。

来年はAACR出てみようと。

そして9月にはもっとツーリングしてみようと。

よって、来年はヒルクライムレースは出ないかもしれません。

出ても蔵王くらいか?

天気に恵まれ、クマにも出会えた、とても楽しい(?)聖地巡礼の旅となりました。