聖地巡礼の旅 ~2014長野へ~ 2日目
週末を利用して長野県に行ってきた、2日目のレポです。
いきなりこの記事にたどり着いてしまった方は前日分を読んでから読んでいただければ幸いです。
朝5時半。
ローソンで買ったビールをあおってから寝たせいか、若干体が重い気もしますがそれは気のせいでしょう。
どう考えても前日のドライブ(合計すると8時間は乗ってる)と乗鞍ヒルクライムサイクリング(獲得標高1200メートルくらい)のせいです。
今思えば、このローソン自体も聖地だったようです。ツインズのほう。
先に買っておいたビールは時間がたってぬるくなってしまったのでもう一度ここで買い直しました。
しかし、日本アルプスのおひざ元まで来て南アルプス天然水を買うってのも、どうなんでしょう。
こちらが縁川商店で購入したビール。まさに、今飲みながら書いてます。
それはさておき、窓を開けてびっくりです。
何やら、天気が…
と見せかけてよく見ると、
晴れてるみたい。
ここは湖畔なので、朝霧が立ち込めていたようです。
てことは…
またとないシャッターチャンス。1眼レフ持ち出して散歩に出かけます。
この時、まだ、自分の不幸に気付くことはできませんでした。
朝もやにけぶる、木崎湖。
人もほとんどなく、いい雰囲気です。
適当にあちこち撮り回ります。
けして、曇ってるわけじゃないんですよ。
長袖のジャージを着てきましたが、それでもちょっと寒いくらいでした。標高たかめなんですね。
神社なんかもあったり。
今日走る予定の林道。
上るのは青木湖方面からで、こちらに降りてくる予定です。
これをとる前にサルがいたのでちょっと怖くなり、引き返すことにしました。
キャンプ場を通り過ぎた直後、野原の中に黒い動くものが…
黒ラブにしては動きがおかしい…
そもそも、1メートルくらいあるし、体が太いよ、アレ…
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クマー!
と思ったのもつかの間、クマもこちらに気づき振り向きました。
「まじですか!こんなところで俺の人生がクマー!?」
若干後ずさった後、キャンプ場入口が近いのを思い出し走り出すとクマも同じ方向に動き出しました。
「やばいやばいやばい。あいつ、俺とおんなじ方向に駈け出してます。」
まさに、リヤシートにM2重機関銃を発見したマオのような気分でした。
目線をキャンプ場入口に向け猛ダッシュ。といってもほんの10メートルほどですが、ガクブルしながら逃げ出しました。
振り返って確認すると、クマさんの姿はありませんでした。
書いている今思い出しても、マジでやられるかと思ったくらい近くにいました、クマ。
カメラ持ってたけど、とても撮影しようとか考えられませんでした。
距離にして3~4メートルくらいでしょうか。ちょうどクマの後ろから私が近づく形となり、お互いびっくり遭遇となったようです。
5分くらい様子を見ましたが、幸いにしてもう一度出てくることはなく、事なきを得ました。
キャンプ場の管理室には人気がなく、助けを求める感じでもなかったのであきらめました。
そもそもカメラ持ってて口頭説明だけってのも、オオカミ少年みたいでやなので。
そういえば先日夜、クマ出没警報が発令されていました。
不用意でしたね。今度は鈴持って出かけるようにしないと。
湖畔の道まで小走りで移動して、心を落ち着けるべく散歩再開です(まだやるんかい)。
少しもやが晴れてきましたかね。
まだドキドキしてますが、ボート準備中のスタッフさんにもこのことは告げずに散歩を続けます。
余計にパニックになりそうなので。
この公園も、聖地のようですね。ブランコとか。おねティー見てないので、同じアングルで撮るとかはできませんが。
物語の舞台って記述がおねティのことになるんでしょうか。
だいぶ明るくなってきました。
もうすぐ朝ごはん。宿に帰ります。
宿のおばちゃんにクマのことを告げると、市役所に通報してくれました。
市としても警戒監視中とのことでした。そもそも、街中にクマが現れたそうですね。
命に別条はないってことは、それなりに怪我したってことなんでしょう。
無事でよかった…俺。
朝食も食べ、着替えて宿をあとにしました。
おいしいご飯、ありがとう、おばちゃん(御年76歳)。また来るね。
車を2分走らせてキャンプ場の駐車場へ。
受付で駐車場を借りる旨を伝え、戻ろうとすると、何とネコ2匹が登場。
寄ってくるでもなく逃げるでもなく、伸びたりしてたのでしばらく眺めてました。
どちらかが玉無さんなんでしょうね。
車から自転車を取り出して組み立て、ストレッチをして準備完了。
朝イチでクマに遭遇した場所ですので、警戒しつつ写真を1枚。
今日もバックパックには1眼レフを入れて走ります。
それでは木崎湖一周サイクリング、スタートです。
早速、パラグライダー発見。天気も良く、気分よさそうです。
タンデムで12000円。いかがですか?
あっという間に湖の北側に。
ただ一周するとたぶん30分くらいで終わってしまうので、これから小熊山パラグライダー場を目指します。
近くの電柱ではとんびが鳴いてました。
林道に入るといきなりの急こう配が。
帰りに「ろんぐらいだぁす」のドラマCD聞いてたら、平均勾配が10%って雛子が言ってました。
やたらきついと思ったところでガーミンの勾配を見てみると、
なんと14%。
そりゃあきついはずです。
前日乗鞍で疲れた足では結構きついです。
とはいえ、コンパクトクランクに12-27を装備する私の自転車では登れないわけではないのでゆっくり登っていきます。
こんな貧脚ギヤ積んだRMZって私くらいでしょうかね…orz
上ってる最中にも大きなフンが落ちていたりします。間違いなく、クマのものです。
いったい何頭いるんだろう。
ベルを鳴らしまくりながら頑張って登ります。
とりあえず急こう配を登り切った先にある、サンアルピナ鹿島槍スキー場から。
見えるのは鹿島槍ヶ岳でしょうか。
頂上にかかる雲がサイクリング中に消えることはありませんでした。残念。
スキー場にもサルがいるので刺激しないように先を急ぎます。
ここから先はそれほど急勾配はありませんでした。
別な角度から山々を見る。
地図を見るとこの奥に黒部ダムがあるようです。
度重なるサルとクマの恐怖におびえながら、ようやく今日の目的地にたどり着きました。
小熊山パラグライダー場。そして、奥に木崎湖を望む。
まさに今、一人が飛び立とうとしてました。適度に風があり、あっという間に空に飛んでいきました。
ほんとに、ここより高いところに飛んでいくんですよ。風の力ってすごいですね。
逆光でシルエットのみですが、パラグライダー上からRMZを1枚。
パラグライダーがいなくなったので、ちょっと中に入ってみました。
すごい高さです。
パラグライダーとともに。
小さく、ゆーぷる木崎湖が見えます。天気が良くてよかった。
これ以上は近づけませんでした。マジで怖いよここ。
振り返って1枚。
聖地巡礼中の方にスマホでの撮影を依頼されたので、ついでに自分もとってもらうことにしました。
ナイス、アングルです。みんな、ありがとう。
彼らの後をついていく感じで下山開始です。と言っても若干のアップダウンがありました。
道も狭く、ガードレールもない結構危険な道ですので、走ることがありましたら十分注意して走行しましょう。
もちろんここにも大きなフンが。
もはやクマ本体よりもフンを踏んづけないか心配になります。あんなの踏んだら間違いなく滑って落車です。
目いっぱいベルを鳴らしながら下りきり、朝の散歩中にとったキャンプ場前の場所に出ました。
おねティだけじゃなく、ろんぐらいだぁすとしてもコミックス3巻表紙で亜美ちゃんがベンチに座り
おやき食べてるので聖地となります。
日常仕様のマーチ、悔しいほどかわいらしいです。このあと、キャンプ場でも会いましたけどね。
小腹がすいたので何か食べようと店内へ。
小石のうどんとか食べればよかったんでしょうけど、ここはあえておすすめのこちら。
きのこそば。期間限定という響きにつられて。
葉わさびそばと迷った挙句、こちらにしました。紫のキノコって毒々しくていいですね。
その奥には縁川商店グッズ等がずらり。三宅先生の亜美ちゃんイラストの色紙もありました。
縁川ノートに9/21付で記入してきましたので、立ち寄った際は見つけてみてください。
駐車場から、パラグライダー場が見えます。車で行けば、楽なんでしょうけどね。
おいしく食べた後は、もうちょっと聖地巡礼。
途中、なんだか人が集まってる踏切がありましたが、そこも聖地だったようです。
やっぱり、アニメ見てから来ないとだめですね。なんだかわからなくなりました。
海ノ口駅。
縁川小石が告白した場所だそうで。
人気のない駅のホームに呼び出して女の子から告白なんて、聞いただけでキュンキュンします。
中はこんな感じ。
理解ある、地元の方々に感謝が止まりません。
そんな中、心無い記述が。
なんてこと、書きやがる。書いたやつ、出てこい!お前が豚の尻だ!
ひとしきり憤慨した後、ゴールとなるキャンプ場へ向かいます。
自転車を車にしまって、靴をスニーカーに履き替えてから散歩です。
件の桟橋。
幸いにしてだれもいない。今がチャンスです。
何となく、パノラマでとってみる。
湖畔の生活ってどうなんでしょうかね。
ぐるぐるの植物。
桟橋から。
小波がさざめく。
F16と、目いっぱい絞ってます。
売店でちょっとお買いものして、お風呂に入るために次の目的地へ。
ゆーぷる木崎湖。
循環湯ですが、受付前の一角にはジェイソンさんが彫った木彫りのおねティ関連の彫刻がありますので是非入っておきましょう。
ひとっプロ浴びた後、すでに午後1時を過ぎていておなかがすいたのでここで本格的に昼食です。
まずはのどが渇いたので「クリームソーダ」を1つ。
ちょっと飲んだら頼んでた品物ができたようです。
で、でかい。こんなに食い切れるか?今日消費した、いや、昨日の分までカロリーを補給できそうです。
まあ、ようは大盛りカツカレーですね。湖上に浮く船は、ニンジンと何か甘い芋(サツマイモ?)でした。
ダム、順調に決壊中!
比較的大きめなスマホSH-04Fが小さく見えます。
格闘すること30分以上、何とか食べきってやりました。
福神漬けは、勘弁してください。
おなかがパンパンになったのですぐに出発することができず、施設内で展示してた聖地巡礼の歴史的なものを見て回り、2時過ぎようやく出発です。
天気が非常によく、そのまま帰るのももったいないので安曇野へ車を走らせます。
出光で給油しておき、大王わさび農園へ。
もっと山の中にあるもんだと勝手に思っていたので、意外とアクセスが良くびっくりしました。
わさびソフト。
全然辛くないです。それどころか、よーくと鼻にぬいて味わわないとワサビの風味すらわかりません。
昔、どっかで食べたわさびアイスはもはやゲテモノの類になってた気がしますが、こちらは美味しいです。
せっかくなので、わさび田を見て回ります。
川に見えますが、こちらはただの川ではないんです。
なんと、湧水100%。
ボートも気持ちよさそうです。
合流地点。
水車がギイギイうるさいです。
透明度が高いです。
テレビか何かで見たきれいな水辺。
わさびがいっぱい。
触ってみる。
13℃だと、さほど冷たくは感じません。冬なんか、温かいくらいじゃないでしょうか。
飲んでみました。生臭みもなく、おいしい水です。
無事帰りたいんで、湧水をかけときました。
大きいほうが風味がいいそうです。
松本空港行きでしょうか。
あとは帰るだけです。
ここで、せっかく1眼レフ持って行ったのに、小熊山で取り出さなかったことに気づきました。
あれだけ重い荷物を持って行ったのに…1キロは無駄にしました。さらにはコンデジ1つ余計にバッグに入れておいたので、
余計に重くなっていたようです。
帰りの姨捨SAにて買ったサイダー。ご当地サイダー多いですね。
4時に安曇野を出て、幾度となく休憩しつつ、9時半に帰宅しました。
この2日間で830キロもドライブしました。
自転車は、60キロくらいでしょうか。
そんなこんなで、お土産はこちら。
縁川グッズ。
もう、自分から縁川商店って言っちゃってるね。
木崎湖ステッカー。
それぞれ会社の道具箱と自宅の工具箱につけてみようと思ってます。
わかる人が見ればわかるアイコン。どれだけの人数が気付くのでしょうか。
今回走っていて思いました。
来年はAACR出てみようと。
そして9月にはもっとツーリングしてみようと。
よって、来年はヒルクライムレースは出ないかもしれません。
出ても蔵王くらいか?
天気に恵まれ、クマにも出会えた、とても楽しい(?)聖地巡礼の旅となりました。