聖地巡礼の旅 ~2014長野へ~ 1日目
週末を利用して、長野県へ行ってきました。
今年に入って3回目の長野県です。
今回の目的は、自転車ヒルクライムとアニメの2つの聖地を訪れてみようというものです。
一つは一年前レースにて訪れたものの、そのゴールまでたどり着けなかった乗鞍の畳平。
もう一つは「ろんぐらいだぁす!」の挿絵にも描かれている、長野県は大町市の木崎湖周辺と小熊山パラグライダー場。
(残念ながら「おねティ」は出発前に見られませんでしたが、まあ、それはそれとして。)
今回はだいぶ長いので1日目と2日目に分けて書きます。
旅行前に荷物の準備です。
下山用バッグに防寒着と一眼レフ、みのりんショッピングバッグにサイクルジャージとかを入れ、あとはどこかに常備薬等を入れれば…
タオルとかは写ってないけど30Lのトランスアルパインに詰め込みました。
全部自転車で行く輪行旅行だと、もっと限られるんでしょうが、長野まで車でトランポするのでできる芸当です。
夜9時過ぎに順調に眠くなり就寝。起きたのが午前1時半。
本来4時ごろ出発すればいいと思っていたのでもうちょっと眠れるはずでしたが、あまりの興奮に目が覚めてしまい、出発を早めることに。
だって、1週間前の予報は完全に雨だったんですよ。それが、前日には晴れ。
きっと、私以外の晴れ男・晴れ女が近所にいたに違いない。喜ばずにはいられません。
たまたまやってたAチャンネルの特別篇をリアルタイムで観終わってから出発です。
午前3時に出発。ナイトラン、つまらないなぁとか考えながら暗闇の高速道路をひた走り、明るくなり始めた横川SAで朝食
(たまごかけごはん食べました。)
眠気がひどいので6時まで仮眠。高速道路を下りる直前の梓川SAにつく頃にはもう8時近くになってました。
梓川SA。
正確には7時45分。ここで、頼まれていた「アップルクーヘン」を見つけるも初日ということでパスしてしまい、結局他で見つけられず買ってこられないという不運に見舞われます。立ち寄ったほかのSAだと、「アップルパイ」しかなかった…orz
何とかアルプスの山々。今頃頂上をあるっている人もいるんだろうなぁ。
ボトルに入れるポカリを買って出発です。
乗鞍観光センター駐車場についたのは午前9時。なんと6時間もかかってしまいました。
休憩しすぎでしょうかね。
やっと着いたよ…
自宅から340キロくらいでしょうか。バスで登山に向かう人で駐車場は結構混んでました。
奥のほうが開いてたので難無く駐車できました。こっちのほうが着替える時とか見られなくていいですし。
天候は晴れ。気温もまあまあ高く、風も弱い絶好のコンディションです。前泊してれば体も最高のコンディションで臨めたのですが、今日はレースじゃないので走り切れればいいレベル。
乗鞍岳方面もくっきり。雪の残り少ない大雪渓も見えますね。昨年は見れなかった景色です。
自転車を準備しつつ、おなかが減ったのでちょっと間食を。
観光センターで売ってたしゃけおにぎり。
コンビニのおにぎりよりおいしく感じるのはなぜでしょうか。
今回はRMZとC24の組み合わせ。ここにはもう来ないかもしれないので、結構本気モードです。
ジャージもレース用を準備。栂池以来の登場でした。
その割にはシューズは一番古いやつでしたが…
補給食もばっちり。上着だけですが、雨対策も一応しておきます。
出発前にトイレに寄った後、やや曇ってきました。
大丈夫かな、これ。
ゴール地点は標高2700メートル。天候も変わりやすいに違いありません。先週、取引先の方が訪れた際は、ゴール地点についたらガスって何も見えなかったそうです。
せめて、雨が降らないようにと祈りながら出発です。
全日本マウンテンサイクリング乗鞍のスタート地点。時刻は9時41分。
乗鞍ガールをじっくり眺めていたのを思い出しました。(なんだ、ただのエロい思い出じゃないか…)
とりあえず登りは写真を撮らずに全力を振り絞って登りました。
結果、前半10キロで力尽きてあとは何とか登っていくだけの状態に。
言い訳すると、レース時とは3キロは重い状態で、しかも6時間のドライブをした後というちょっと辛いコンディションの中必死で頑張ったのです。
何とか足をつかずに行こうと思いましたが、途中バスに追い抜かれる際どうしてもそのままではよけきれず道路わきに2秒ほど停まることに。あれさえなければ脚をつくことなく登れたはずですが、まあ、仕方ありませんね。轢かれたら元も子もないですし。
位ヶ原山荘までで既に1時間10分を過ぎていました。やはり、荷物が重い。
そしてここからは未知の世界。どれだけ頑張っていいかもわからず、すでに足がなくなってるので地道に登っていきました。
畳平に到着し、この写真を撮ったのが11時33分。実に走行時間1時間52分。遅いのは仕方ないですね。
服装はショートスリーブにビブショーツ、アームカバーという結構軽装で登ってたので、止まると寒いです。
さらに指ぬきグローブで登ってきたので指先がかじかんでます。
おかげで、熱中症とかにはならずに済みましたが。
心配してた天気もまずまず。ウォーマーやら指つきグローブとかを用意していると駐車場のおじさんに話しかけられました。
なにやら「クマ、出没」についていろいろ教えてくれました。
ここ、畳平でも目撃情報があるとのこと。登山道の看板には爪痕があるそうです。草むらに隠れているかもしれないとか…
内緒で携帯で撮影した「とらえられたクマ」の写真を見せてくれました。体長150センチくらいでしたが、脚(腕?)がものすごく太いのです。出会いたくないものの一つです。
ひとしきり情報を得た後、とっとと防寒着を着てちょっとお散歩です。
ちなみに用意した防寒具は、
長袖ジャージ
レッグウォーマー
指つきグローブ
ウィンドブレーカー(防水性)
となっております。
何とか耐えられましたが、ウィンドブレークジャケットでもよかったくらい気温は低いです。那須塩原で言うと11月上旬の気温でしょうかね。日差しがなかったらやばかった…
取引先の方は登山道具をもってきてここから歩いて登っていくそうな。総装備5キロとかですって。重すぎる…。
緑もあるけど結構岩っぽいですね。
お昼近いこともあり、おなかがすいてきたのでちょっと中に入ります。何より、寒いんですよ。
飛騨牛カレーパン(360円)ととん汁(300円)。
ここは岐阜県ということで、地元とは違う味付けのとん汁がまた違った風味でおいしかったです。
どこに牛や豚がいたのかわからなかったのは内緒です。
口元にカレーパンのかすを付けながら次の店へ(恥ずかしい…orz)。
一万尺売店。
ここから郵便物も送れます。ちょっとお土産を買って、さらに隣の神社でお参りをしました。
神社売店の方曰く、今年もレースではここまで来られなかったそうです。
すぐに降りてしまうのも名残惜しいのでさらに周囲の風景を眺めます。
一万尺売店後ろの風景。
2702m表示。こんなに高いところまで来たのは、飛行機を除けばもちろん初めてです。
思えば乗鞍観光センターですでに1400mはあったはず。地元である那須の峠の茶屋が1462m。富士山御殿場口が2000m。
やはり、高いです。来たかいがあったというものです。
とにかく、天気は良かった。
自分の入った写真を撮ってこなかったのが心残りです。
さあ、次の目的地もあるのでそろそろ下山を開始します。
畳平から鶴が池とエコーラインを望む。
直進すれば乗鞍スカイライン側。右が長野県側である乗鞍エコーライン側です。
奥に見えるは大黒岳でしょうか。もし、次来るときがあれば長野~岐阜ツーリングと行きたいですね。
さようなら、畳平。次に来るのはいつの日か。
摩利支天だっけか?
ここが県境。
松本市の看板…
道の反対側には岐阜県表示。
岐阜県(以下略)…
自転車もちらほらいましたね。ロードだけじゃなく、折りたたみ小径車なんかも。登ってる最中見たけど、思いっきりタバコ吸ってたし、その灰を道路に捨ててたのでガン無視してきましたが…
何のためのマイカー規制か。
ごらんのとおり、乗鞍エコーラインは拡張工事中のため片側交互通行の場所があります。
場所によっては崖側のアスファルトの下に土がなかったりします。
ちょこっと位ヶ原山荘が見えますね。
大雪渓。
もうこれしか残ってないけど、頑張って滑ってる人がいました。
後は風景を楽しみながら下りました。適当に画像のっけてくので見といてください。
クロユリ?ゆりゆらららら~
無事下山も終わり、着替えてから湯けむり館へ向かいました。
のんびりと汗を流した後、これも前回食べられなかったものを。
コケモモソフトクリーム。
何となくブルーベリー味にも似てますが。
後は今夜の宿泊地に向けて出発です。
途中にあった、滝。
大町に行く前にちょっと寄り道。
変わった名前の街道を走り、
こんなブドウ畑にたどり着く。
安曇野ワイナリー。
ここでお土産のワインを購入しました。別に酒店でも買えるのでしょうが、せっかく長野に来たので通り道の安曇野で購入してみました。
品種、何でしょうね(これだけ撮っておいて…)。
大町市に到着し、まだチェックインまで時間がるので先に木崎湖周辺をドライブし「Yショップニシ」に立ち寄り、ビールほかを購入。店員さんに
「サイクリングがてら、明日も来るよー。」
と宣言し、民宿に到着。
恒例の宿のお部屋の窓から1枚。小熊山方面しか見えません。
食べきれないかと思うほどの夕食をいただき、近くのローソンでもう一度ビール等を購入し軽くあおって9時過ぎに就寝となりました。
畳平で手に入れた、お守りほか。
会社の道具にでもつけておきましょうかね。
2日目に続く。