単身サイクリストと愉快な工具たち 

気軽にサイクリングと買い物を

一つのチャレンジが終了した。

11月は身内の不幸が2週連続で発生したため結局サイクリングにもあんこう祭りにも行けませんでした。

 

まあ、仕方のないことです。

 

最近、一つのチャレンジが終了しました。

今日はそのことを書こうと思います。

 

自転車は関係ないので、興味のない人はスルーで。

テキストオンリーなので要注意です。

10~11月、ろくにサイクリングにもいかずに何をしてたのかというと、

オートバイの免許取るのに教習所に通ってました。

 

9月初め、ツールド日光の前に申し込みし、適正だけ受けておき、

東北ツーリング後の10月から教習開始とする予定でしたが、

ツールド日光後の体調不良が3週間。

 

とてもツーリングどころではなくなってしまったので9月末より教習を開始しました。

選んだのは二輪車では全国的に有名なカーアカデミー那須高原

個人的にもオートバイならここかなと。

 

とりあえずヘルメットだけ用意して他は借りることにし、いざ予約して乗車。

 

そもそも、オートバイなんて乗ったこともないので1からしっかり教わることになりました。

アクセルとブレーキなどの操作系からグリップの持ち方まで。

初日はマンツーマンで2時限でした。

 

引き起こしなんかもやりましたが、最近の教習者はHONDA NC750なんていう軽量なバイクなので

あまり苦労せず起こすことができます。

 

と思ったのもつかの間。

 

ちょっとでも傾けると、さすがに鉄とアルミの塊。

約210kgって言ったかな。

 

ひきまわすのに一苦労です。

 

そりゃそうですよねぇ。

RMZは7.5kgほど。ざっと30倍くらい違いますね。

 

扱いが違います。

 

センタースタンド立てて乗車し、クラッチの使い方からシフトの仕方まで一通り教わり、

1時限目から走り出します。

 

ひたすら発進と停止を行い終了。

2時限目に入り外周路へ。

 

今となってはそうでもないけど、ゆっくり走る練習なんてのもされました。

オートバイ用のヘルメットかぶってると教官の声が聞こえにくく、

わからずに追い越して怒られたりもしましたが、まずは慣れるところからということで、

ひたすら乗りなれるべく、毎週末通いました。

 

途中、大型スクーターにも乗りましたが、慣れずに2度もこけました。

 

雨の日は雨具を借りましたが、ちょうど股間に水がたまるようで、

脱いだらズボンが漏らしたかのように濡れてました。

 

スラロームでもアクセルを入れられずに何とかハンドルで曲がっていくだけ。

youtubeの動画を見て研究しても、なかなかうまくできません。

 

教習所限定ですが、クラッチを使って連続切り返しをする方法で何とか走る方法を習い、

それっぽく走れるように。

 

何より、1日2時限乗っただけで、やたらと内腿が筋肉痛になるという体たらく。

ニーグリップということが慣れてないだけなんですがね。

 

2段階に入るころにはそんなことはなくなりましたが。

 

1段階・14時限の教習が終わり、2段階へ。

ここからは急制動やら波状路やらの項目が増えますが、

基本的には卒検用の2種類のコースを練習するようになります。

 

1時限目がシミュレータとなり、安全走行の練習をします。

ちょうど次の日から埼玉へ出張だったので、コース表を購入し、スマホで撮影してホテルで毎晩見てました。

 

おかげでコースは大体覚えてから実走できました。

中免、今でいう普通二輪持ってる人が大型二輪取る際に困るのがコースを覚えることらしいです。

彼らは2段階は7時限しかないんです。

最短3日です。

 

ちなみにわたしのような二輪免許なしだと17時限あります。

シミュレータが2回含まれますが、期間は長くなるので覚える時間は十分。

 

そんな2段階中、一番難しいと感じたのは、高度なバランス走行。

できるだけゆっくり走るという時間ですが、1度たりともスラロームの部分を走りきることができませんでした。

1回目でパイロンの上に転倒し、右足が車体とパイロンの間に挟まれるという、教習中最大の事故に見舞われました。

 

本来、教習者には大きなガードパイプがついていて、足が挟まれることは少ないのですが、こうなると身動きができない。

ブーツはプロテクタ付きのものを用意してはいていたので、痛みとかはほとんどないけど、自力では抜け出せません。

 

公道だったら…おそらく死んでたのでは。

 

そのほか、縁石に乗るというのもやりましたが、普段の1本橋よりも幅も狭く高さもあるので恐怖感が全然違います。

足ついてみたり、すぐに落ちたりして、やはりうまくいきませんでした。

 

本当はそういう技術を身に着けていかないと教習所に通う意味がないんだろうけどね。

四輪の自動車とは教習内容が大きく違うと感じました(スラロームとか、やらないよね)。

 

自転車もそうですが、やはり二輪でゆっくり走るのは難しいです。

 

2段階もそろそろ終わるころになると、教習生にも顔見知りの方が出てきます。

大型は18歳以上なので大人の方が多く、話も弾みます。

 

ちなみに普通二輪コースは専用コースで、こちらは16歳からなので

やはり若いあんちゃんおねーちゃんたちが多い。

合宿教習中らしく、楽しげではありますが、年の差を感じます。

とても教習所内では一緒に走れる気がしないです。

 

そしていよいよ卒検。

見極めが11/20。

卒検は月水土なので11/23が祝日で直近。

 

申し込んでいざ当日。

なんと晴れてるが、風速5メートル以上のそれなりの強風。

時折もっと強くなります。

 

今日の条件は、

急制動は3本目まで。

②2コースで。

 

①は好条件。スピード出しすぎてもさすがに誰でも停まれるレベル。

②は、見極めを1コースでやってたのでちょっと残念。

でも、こちらのほうが個人的には走りやすいです。

 

3名中なんと1番目での走行。

個々の教習所は慣熟走行なしでいきなりスタートするので、緊張します。

 

強風に耐えながらの走行。

 

急制動ではやはり速度を出しすぎて(たぶん50km/hくらい)、

2本線からタイヤ1輪分出ましたが、今日は3本目までなのでok。

 

直前まで何度も失敗してたスラロームは少し遅く(手がかじかんでクラッチレバーが開き足りず、加速が鈍かった)、

強風のため危険な一本橋は8秒くらいで通過。

 

検定中止になることもなく終了。

確認がよかったとの高評価を得ました。

 

土日祝日のみなので結局2か月かかっちゃいましたが、乗り越しもなく、卒研も1回で合格。

 

11/25に会社休んで鹿沼の運転免許センターで追加してきました。

もう一つの目的である、「優良」のゴールド免許にも無事なったのでした。

 

白バイにスピード違反で捕まってからもう5年以上たつんだなぁと。

5年と40日経過していれば、免許追加時にゴールドになります。

 

ただし、普通自動車・大型特殊・二輪・原付をそれぞれ最初に取った場合は

「初心運転期間」

というものがついてきます。

 

取得後一年以内に合計3点以上違反すると、教習所での講習が必要となります。

更新時講習とは別に。(これ重要)

一発で3点なら大丈夫だそうですが。複数回で3点は対象です。

 

受けないと、更新時に再試験となり、合格しないと取り消されます。

なお、平成20年以降、栃木県では合格率0パーセントだそうです。

 

そんな講習を聞いて、無事免許を取得してきました。

 

しかし、家族に黙って取得したこともあり、オートバイに乗ることに猛反対を受け、オートバイを買えません。

モチベーションは大きく低下。

 

夢は職場の仲間とツーリングと、自転車レースのサポートバイクだったのですが、

どうしたものか。

 

やはり、引っ越すか。

どうせ引っ越すなら、長野県に移住したいなぁ。

 

 

最初はいきなり大型二輪免許を取ることにも迷いましたが、

大丈夫。取れます。自転車に乗れるならば。

ましてや私はロードバイク乗り。

バランスに関してはママチャリ乗りよりはあるはず。

 

最初3日間は失敗したなぁと思いましたが、今となってはいい思い出です。

 

検定なんて技能検定受けて以来なのでおそらく8年ぶり。

教習所自体が17年ぶりということで、すごく新鮮な感じがしました。

 

結構楽しめたかな。あっという間の2か月でした。

 

雪が降る前に卒業できればと思いましたが、ぎりぎり間に合いましたね。

11/24は雪。

11/25の免許センターにもまだ木の上には雪がありました。

 

 

これから二輪免許取ろうと思った方。

週末だけでも十分とれます。

繁忙期は避けないと乗れないことが続くようですが、

興味があればやってみる価値はあるかと。

 

ちなみに、教習所にかかった費用は16万円でおつりがくるくらいです。