Fulcrum Racing5のベアリングを交換した ~2回目~
3年以上前に一度交換したレーシング5のベアリングですが、
昨年は結構走ったので交換してあげることにしました。
前回同様、両面接触シール付き深溝ベアリング、 NACHi 6001-2NSE9(MADE IN JAPAN)。
金曜日の帰りにビバホームにて4つ購入してきましたが、工具箱に前回のあまり(?)が2つありました。
製造年月日とみられる数字がえらいことになってる…
リヤホイールからとりかかります。
クイックレバーを取り外し、カセットスプロケットも取り外します。
次にシャフトを取り外します。
取り付けナットはハンフリー側。軸はフリー側にぬけてきます。
昨年のいつだったか、フリーを11速に交換してから開けてなかった…
そこそこ汚れてきてますね。
ハンフリー側。
こちら側とフロントにはプラスチックのキャップと金属ワッシャーが入ってます。
外す際に割ってしまわないように注意が必要です。
リヤ側には中にカラーがぴったり(のように見える)入ってますので、軸を抜いただけで覗くと
「どうやって外すんだよ、これ?」
と思えますが、もちろんこのカラーはズレますので押しのければベアリングの内輪が見えます。
専用のプーラーも存在しますが結局購入していないので、前回制作した特殊治具にて叩き出します。
(使用頻度を考えるとすごく高い…ホイールに20万以上出すくせに2~5万円が出せない…)
分解完了。ナット~カラーは順番並べてみました。
カラーはそれぞれ長さが違うし長さ順に入ってるわけではないので注意が必要です。
本当はフリーのベアリングも交換すればいいんだろうけど、ラチェットを外すと大変なことになりそうなのでやめます。
ちなみにベアリングは6901です。
これまた前回制作した特殊治具にて圧入。
ナットだけでは押せないので古いベアリングを使用して押し込みます。
圧入の感覚がぐにゅって圧入してる感があったのでもう1回は行けるかな。
ベアリングとは無関係ですが、つるまきばねがさびてきてたので、少し拭いてグリスアップしておきました。
続いてフロント。
軸を外すとこんな感じ。
前回はフロントは交換してなかったんですね。
ベアリングがS&S社のままです。だからベアリング2個余ってたのか。
6001-2RSということは両側シールか?
外側
内側。もしかして、片側シールを破壊してとったのかな?
前回外した際のリヤ側は2個中1個がグリスも切れ気味でゴリゴリするようになってましたが、
フロントはまだグリスもありますね。
外輪がちょっとさびてました。
特に回転に問題もなかったので交換しなくてもよかったんですが、せっかくなので交換です。
錆が残ってる。ハブボディーはアルミですので、拭きとればいいかな。
反対側。
後はきれいにして圧入して組み直せば終わり。
作業を急ぐあまり、シャフトの画像をとってないことに今気づきました。
フロントのシャフトは、両側にねじが切ってあり、アルミ製の段付きの押さえねじとそれを止める3種ナット(ただし外側にはフレームエンドと接触するためのナーリング加工がしてある。)がついてます。
勢い余って両方ナットを外してしまいましたが、スパナをかける位置を片側は押さえねじの2面取りしてあるところにすれば位置も狂わずに抜けるはず。
作業は自己責任となりますが、参考になれば。
次交換するまでにリムが寿命を迎えるかもしれませんが、このホイールは結構好きなので
練習用としてリピートするかもしれません。
それではまた。