単身サイクリストと愉快な工具たち 

気軽にサイクリングと買い物を

東北サイクリングday1 八戸~酸ヶ湯温泉

1日年休をとって3連休とし遅めの夏休みとしました。

目的は東北縦断サイクリングの完結。

前回(2017.06)に八戸まで行ったので、今回は

day1 八戸~酸ヶ湯温泉

day2 酸ヶ湯温泉~むつ

day3 むつ~大間

の行程にて本州最北端、大間崎を目指します。

最短距離をとるのならば初日でむつへ行けるのですが、

どうしても酸ヶ湯温泉に入りたい…いっそ泊まりたかったのでこの行程としました。

始発の新幹線に乗るべく4時半に起きて朝食をとり出発。

ここから自走が理想ですが、おとなしく自動車で向かいます。

だって、旅行前日だってのに残業させるから…

仕事はさておき、ガラガラの那須塩原発仙台行き、出発です。

向こうには3本目の上りを待つ人たち。ご苦労様です。

仙台から先は席が取れなかったので立席です。グリーン席、3000円するんだもの。

疲れ果てた帰りならばまだしも、行きからぜいたくは出来ません。

おかげで、仕事っぽい電話するおっさんの声のシャワーを聞く羽目になるのですが。

そんなはやぶさ1号の300キロオーバーの車窓から。

お、点検したてです。

およそ4分遅れて八戸駅へ到着です。(新幹線が遅れるって珍しいね)

今回は西口スタートです。

ヘッドもホイールもペダルもグリスアップしたし、準備は万全です。

シートチューブの保護布を外し忘れてるのに気づいたのはしばらく先。

準備中、おばあちゃんに行き先を尋ねられました。

「どちらまで?」

「今日は酸ヶ湯温泉です。」

「ご苦労様」

こんなやり取りももう慣れました。

半分楽しみでもありますがね。

ボトルにドリンクを入れ、トイレで軽量化してからスタートです。

八戸は漁港こそあれど、山のほうは田畑が広がります。

まずは六戸へ。この道ならば迷わず行けます。

飛ばしすぎないようにアップするイメージで走ってたらあっという間に六戸に入りました。

とてもいい天気。気温も23度くらい。

絶好のサイクリング日和です。

奥に見える山のほうに向かいます。(確か)

もう、海なんて見えませんね。

次に観るのは明日の今頃かな。

16キロほどで道の駅へ到着。

1時間以内につけばいいという気持ちで走ってきたので余裕のペースです。

この作りで、豪雪に耐えていたのだなぁと。

雪国の生活、ちょっと興味があります。

まだ補給には早いので、早々に出発です。

ここからは少し45号線で。

稲穂がきれいでした。

そして十和田市へ。

一度仕事で来たことがあります。

昔好きだった人が学生のころ住んでいた場所でもあります。

なんてこと考えてたら、かしゃんという音が。

立てかけたときに動きだしてそのまま倒れ込んだみたい。

幸いクラックはなく、余計な傷が増えました。

感傷だけで十分なのに…

そんな感傷に浸りすぎたのか、十和田市内にある現代美術館を通ろうと思っていたのを忘れて通りすぎてしまいました。

気づけば次の道の駅。

しかし、あにめいと とはどういう…

ピクニックとかしたら気持ちよさそうです。

おりしもお昼時。

朝5時にごはん食べたっきりなのでおなかがすいてきました。

売店をのぞきましたがお弁当はなく、後で食べるようにおにぎりを1つ買っておき、

隣にレストランがあるようなので行ってみることにしました。

クマー!

本来はステーキハウスで、お肉メインですが、サイクリング中にお肉は危険な気がしたのでカレーにしました。

(本当はすごく食べたかった…)

キーマカレーとりんごジュース。

奥に内山君が写ってます。

ちょっぴり辛めでおいしかったです。

地ビールのお店もあってみたり。

足の心配をせずに来てみたいです。

食べたら眠くなりました。

今日はこれからが本番なのですぐそこのローソンへ。

今回1本目のレッドブル。今日は小さいやつで。

30分もすれば効いてくるでしょう。

途中反射ベスト着た2人組のサイクリストとすれ違いました。

しっかり手を上げて挨拶しておきました。

オートバイだとヤエーというらしいですが、会釈も含めて帰ってこないと何か寂しい気持ちになります。

でも、自転車は何らかの返しが多いですね。オートバイのほうが返さない人が多い気がします。

そんなこんなで奥入瀬渓流入口まで来ました。

今午後1時。

オプションで、3時までにここに来れたならば十和田湖に行こうと思っていたので、

ここを左折し奥入瀬渓流十和田湖を目指します。

渓流沿いをずっと道が走っている。

ウォーキングしても気持ちいいと思います。

ずっと川のせせらぎが聞こえて気持ちいいです。

勾配もきつくなく、緩やかな登り。

10km位だからロード持ってこなくても電動自転車のレンタルでもよさげ。

銚子大滝というそうです。

ここは轟音。

シャワー浴びたい人は降りていきましょう。

程なくして湖畔につきました。

45分くらいかけてゆっくり来ました。

透明度は高そう。

レストハウスの人が寄っていけというので自転車を止めさせてもらいちょっと休憩。

せっかくなのでソフトクリームを食べました。

紅葉直前の金曜日なので空いてました。

見ごろは10月中頃らしいです。

湖面がきれいなので、自転車は影になってもokです。

そしてよくやるポーズ。

あまりゆっくりすると日が暮れてしまいますのでそろそろ出発しましょう。

奥入瀬渓流スタート。

いつか、また来るね。

道沿いに、あちこち滝があります。

阿修羅の流れというそうです。

ここで、ゆっくりお酒飲みたいなんて思ってしまう、煩悩まみれな自分。

脳内BGMがけものフレンズからBUCK-TICKに切り替わりました。

ロードバイクともすれ違いました。笑顔でした。

午後3時。

さて、これから確か18キロの登り。1級山岳です。

ここで道の駅で買ったみそおにぎりを食べておきます。

コンビニのおにぎりにせず、こちらにしたのは正解だったかな。

みそ、おいしい。

うん、上りが始まりそうです。

左側に湖があったような気がしたが、ここまで80キロほど走ってきて、

普段持たない荷物持ってのヒルクライム

それどころじゃありません。34-28Tとはいえ、きつい。

今日は、脚ついてもいいかな。

なんか、トンネルあるし。見逃してました。

トンネル以外も結構うっそうとした森の中を進むので前後ライトは必須です。

5年前に出張で来たときは車でした。

黒石方面から酸ヶ湯経由でこの道を走ったのを覚えてました。

この先16%の勾配があったりしたはず。

で、今日はこっちへ。まだまだ登ります。

そろそろ、ゴールしてもいいんじゃないかな。

十和田市内がちらっと見えるところまで来ました。

夕日に照らされる木々。

少し紅葉が始まってますね。

で、まだですかね?

なんて山でしょうか。

かなり登ってきました。湿地帯があるようです。

ようやく1級山岳を登り切りました。

傘松峠というそうです。

八甲田山。侮りがたし。

十和田に住めば、毎週ここを登り放題ですね。

さあ、あとはダウンヒルです。

酸ヶ湯温泉まではもうちょっと。

落車に気を付けて頑張りましょう。

ついに来ました。夢にまで見た、酸ヶ湯温泉

今日のゴールです。

5年前は通過してしまったので、どうしても来たかった。

その気になれば新幹線で日帰りも可能ですが、やはり泊まりたい。

悲願達成です。まさか自転車で来ることができるとは。

自宅から東京までの180キロが精いっぱいだった5年前では考えられませんでした。

さっそくチェックイン。

丁寧に案内していただき、お部屋へ。

和室の6畳。使わなかったけど、ストーブ完備です。

奥のテーブルに置いてあるお水、ほとんど飲みました。真水が恋しかったんですね。

ランドリーを探して館内をうろうろ。

泊まった7号館もそうですが、まるで時代劇中の迷路です。

ようやく探し当てたと思ったら女性がたむろしてて空いてるのに使えない。

フロントに聞くと他にも自炊場に併設してあるとのこと。

奥のほうへ行ったらようやく見つけました。

ランドリーでジャージを洗っておく間に玉の湯で汗を洗い流し、夕食会場へ。

山の夕食時間は早く、17:30、18:00、18:30から選べます。

17時に到着したので18時にしたのですが、割とせわしない。

ゆっくり温泉入ってる暇がなかったです。

しかも名物のヒバ千人風呂は20時から21時までは女性専用となるため、食べてすぐ行かないと入れなくなる。

次はもっとゆっくり来ましょう。

どれもおいしかったです。

オプションの日本酒は「亀吉」。

疲れもあって、すごく酔いが回りました。

千人風呂も入ったし、あとは寝るだけ。9時過ぎには寝てしまいました。

今日のルート。95キロほどでしょうか。獲得標高 1400m。

今回18キロの登りがありましたが10%オーバーの激坂はなかったと思います。

というわけで超級じゃなく1級山岳(自己判断)。

八甲田山のど真ん中みたいなところにある酸ヶ湯温泉

硫黄泉が嫌いじゃなければおすすめです。

さて、明日は100km越えるのでちょっと長丁場です。

しかも、午後から雨の予想。

久しぶりの雨ライドなのでちょっと心配です。

続く。