単身サイクリストと愉快な工具たち 

気軽にサイクリングと買い物を

蔵王行ってきました。

ホテルの窓から夜明けの蔵王連山を望む。若干写り込んでます。

天気快晴、無風、路面ドライ、気温暑からず寒からず。絶好のレース日和です。地元の人でもこれだけ天気のいい蔵王は見たことがないというくらいいい天気でした。

目覚ましを4時にセットしておきましたが、その15分前に目が覚めました。興奮しすぎて若干鼻血も出ていたようです。

朝食バイキングを軽く食べて着替えてチェックアウト。集合場所が同じホテル内の駐車場なのでのんびり用意できました。

その後、カメラはゴール受け取り荷物の中に入れたのでレースの写真はありません。タイムが個別計測なのでスタートも殺伐とした感じはなく後方からでも落ち着いてスタートできました。

蔵王エコーラインで行われたこのレース、距離18.7km標高差1334mと国内ヒルクライムレースの中でも屈指の難コースと紹介されていました。コースのほとんどが上り。栃木県北在住のイメージとしては殺生石から先の道がずっと続いてる感じ。平均勾配7.1%は伊達じゃありません。

前半ろくにウォームアップしてないのに時速12キロくらい(普段は時速8キロ前後)で登ってたら8キロから13キロまで完全に失速。ふくらはぎもつり始めてやばい状態になりました。やむを得ずだらだらと登っていきました。残り5キロの給水ポイントあたりでようやく足が回復。そのとき頭に浮かんだのが、

「後5キロで終わっちゃうんだなぁ。」

レースだから当たり前なんですが、普段気ままなサイクリングしかしてない自分にはなんかもったいない気持ちになりました。登りたいわけじゃないんだけどもっと続いてほしいという変な感じ。

ハイライン手前では少し下りになり速度も上がります。気づいたら下ハン持ってました。あとでサイコンのログを見たら時速33kmも出てました。ここの区間がんばればあと10秒くらい短縮できそうな気がします。でも、その直後勾配10%の坂が待ってるのでもがきすぎると目いっぱい失速します。

そんなこんなでようやくゴール。

ゴール地点。下山第3グループが出て行った後でも人がいっぱいいます。

ちょっと機材の話をすると、今回はレースなのでライト、テールライト、ワイヤーロック、サドルバッグといった装備ははずしてきました(なぜかベルだけはずし忘れてたw)。ボトルも1本です。アルテグラのコンパクトクランクにスプロケはデュラの12-25、さらにデュラエースホイールWH7900-C24TLを引っ張り出してミシュランpro4sc+ラテックスチューブはかせてます(空気圧はポンプのメーターで7bar位)。自分の持ってる道具で1番の軽量仕様になってます。普段より1キロ以上軽いのでは?

普段この区域は自転車では入れないので目いっぱい記念撮影してきます。

御釜(ちょっとだけ)と愛車。

御釜全景。写真では伝わらないくらい、絶景です。マジヤバイです。

なんか、神社と愛車。砂利道とレーシングシューズの相性は最低です。

ゴールでもらったバナナ。2本食べました。

レストハウス脇にて。山の名前は知りません。回りは高級外車がぞろぞろ。アンカーとか少数派です。コルナゴやデローザも結構見たけど、多かったのはGIANTとTREKあたり。ライトウェイトや電動コンポもちらほらと。いろいろ見れて楽しかった。

レストハウス。このあと集団下山です。正直寒いので長袖にレッグウォーマー、ウインドブレーカーを装備しました。

私は第4グループ3列目くらい。最前列の人のリヤタイヤのエアが抜けてたのに気づいたので、隣の人に話して忠告してもらいました(自分で言えって?口下手な私にはできません)。ちょっと走れば本人も気づくと思われますが、最前列で発車直後に停車とか落車が起きると集団落車につながります。この人は列を離れていきましたが、お互いのためにコレでよかったのだと思います。

下山中、旧料金所で停車命令。何でもあとのグループで落者が発生したため救急車が下りてくるから、それまで待機せよとのこと。しばし休憩です。

おまわりさんも待機しています。時間的にはあれだけの時間があれば十分下山できたと思われますが、事故が起きないとも限りませんのでこの判断が正解なのでしょう。下りポジションは私の首にも優しくない(頭痛が始まるくらい痛み始まった)のでちょうどいいタイミングでした。

けが人の安否を気遣いつつ救急車を見送り、再びトヨタアクアの先導で下山開始。何事もなく下りきりました。

完走証と豚汁をもらい、これにて終了です。閉会式はパスしました。

豚汁大盛りと完走証

走行距離18.7km標高差1334m

タイム1時間40分41秒280

順位男子Cクラスエントリー382人中182位(中の下くらいでしょうか)

足を着かずに完走と2時間切りが目標だったので今回の目標は達成されました。来年も出てみようと思う今日この頃です。いっそのこと来年はJCAヒルクライムシリーズ全部エントリーしてみようかしら。体調と予算と相談です。

以上、理解ある蔵王町町民に支えられ、盛大に開催された

JCA全日本ヒルクライムシリーズ開幕戦

第2回日本の蔵王ヒルクライム・エコ2012

参戦記でした(正式名、なげぇ)。

追伸、帰りの高速道路で見たフェラーリF40はかっこよかった。写真取らせてもらえばよかった。当時、あの車は2億円を超えてたんだよな(定価4500万円もすごかったが)。いい音してたわぁ。