WH7900-C50-CLの使い道
ここ最近、RMZ専用に使ってきたWH7900-C50-CLですが、このたび11速化されてしまったのでこのままではお蔵入りしてしまいます。
それではもったいないのでどうにかしたいと考えました。
解決策は
2.フリーを削る。
3.純正11速スプロケ(アルテまたは105)を切削した商品を買う。
1は価格と変速性能に問題あり。TOKENに至っては定価3万とか…なしですね。
2はチタンを削るすべがないのでなし。そもそもやってる人、いるのかな。
となると、一番現実的なのは3ですが、それでも定価より5千円くらい高いです。
町の自転車屋さんが出来るんだったら、もしかして3年位前まで機械製作メーカーに近い仕事をしていた自分でもできるのでは?
ということで、とりあえずやってみることにしました。
AMAZONにてCS-6800 11-28Tを、木曜着にするためお急ぎ便で注文。
もちろんすべて自分でやるので、完全に自己責任です。加工中の画像等も会社の中で行ったので撮ってません。
しかし、ブログの自己紹介欄にあるとおり、私は2級機械加工技能士(フライス盤)です。
旋盤って苦手なんだよなぁ…
画像もなしに言えることは、会社にこのサイズを内爪でくわえられる小さいチャックがなかったことでやむなく外側をチャッキングすることになったこと。
くわえしろは2mmないくらいです。
しかも相手はアルミ。あっさり削れていくだろうけど、あまり強くくわえると変形が怖いです。
軽くくわえた後、ダイヤルゲージ当てて面だししました。とりあえず0.01mm。
しかしこんなもんかなあというトルクでくわえたとたんにダイヤルは動き出しました。それでも加工前の面ぶれは0.02mm。
高速回転するわけじゃないからいいかということで妥協して早速加工してみました。
計測器やバイトの準備から始めて約40分、人目を気にしつつキーキー言わせながら、ようやく終わりました。
1.85mmを削りますが、もともと0.8mm位出っ張っています。なので凹み具合は約1mm。
セレーション(と呼べるのか?)の部分の面取りは手やすりで適当に軽くバリが取れるくらい。
大きなバリをとるべく、ごく軽くさらうようにバイトを外側に走らせた結果、外側の黒い部分が余計に削れてます。
この左右差のある削れ具合が、振れている証拠です。
加工深さの計測が結構面倒だった気がします。
マイクロメーターは外からも内からも入らないし、デプスマイクロも台座がいいところに置けずダメ。ノギスも安定せずダメ。
たまたまデジタルのデプスゲージにスパンつけたのがあったのでそれでギヤからの深さで追ってみました。
正直、正確に削れたかどうか検証しようもなく、若干の振れがどう影響するかもわからないので、つけてみてどうかというところです。
とりあえず、加工中にふっとばなくてよかった…
付属の1.85mmスペーサーを入れてみました。
元もだいたいこの位のでっぱりだったかな?
RMZの調整も出来ているので、つけてみました。
遠目には何の変化もないようですが、もちろんRMZは9000デュラに換装されてます。
とりあえずローギヤまで変速できました。
ちゃんと、WH7900C50CLにCS6800ついてますよ。
ディレーラーとスポークのクリアランスも干渉なし。OKでしょう。
元が11-25T用にチェーンを切ってるので、アウターロー52-28Tの位置になると相当きつそうです。
注意してこの位置にならないように変速せねばなりません。
あと、フロントをアウターにした際のロー側からトップ側への変速がいまいちです。
削りすぎてるのか、はたまたチェーンの長さの問題か…
いつものように無調整でのホイール交換とはいかないようです。
これも、来週試してみようと思います。場合によっては11-25Tに換える必要もあるかもしれませんね。
今度は105でいいですね。アルテグラである必要性が感じられません。
耐久性とかも気になりますが、取りあえずこの方法でならこのホイールも手放さなくて済みそうです。
RFX8で使うという選択肢は、比較的遅い速度域のフレームに合わせるホイールでもないし、見た目にも似合わないので今のところ考えてません。
おとなしく、ホイールも更新すればいいだけの話なんですけどね。
値上げしたし、なかなか買えないんですよね。
速く、春にならないかなぁ。