新潟は遠かった
昨年熱中症によりあえなくリタイヤした新潟サイクリング。
この機を逃すと次はいつになるかわからないので3連休初日にチャレンジしてきました。
前回はR294を通るルートでしたが、今回は甲子トンネルを抜けるルートにしてみました。
取りあえず広谷地~大島までは前回通り。
サドルバッグが若干垂れさがってる気がするが。
(これがのちに恐怖をもたらすとは、知る由もなかった…)
大島からどうぶつ王国を過ぎてMt.ジーンズまで、ひたすら登ります。
これだけの荷物を積んでここを登るのは初めてでしたが、急ぐたびでもないのでのんびりじっくり上りました。
うーん、天気が今一つ。
暑くないのはいいが、むしろ寒いくらい。
さらにちょっとだけ登り、県境へ。
ここを自転車で走ることが来るとは思っても見なかった。
栃木県にしばしの別れを。
ということで福島県入り。
もうちょっと登ったりしてしばらく下り。
元スキー場でしたよね。割れたガラスが無残すぎる。
キョロロン村でトイレ休憩し、今度は甲子トンネルに向け上ります。
晴れてきました。
気温は適温。走りやすいです。
さて、ここからしばらくトンネルです。
きみは4キロの恐怖に耐えられるか。
といいながらも、交通量は少なく、途中の工事車線規制においては自転車の私を見るや、信号を止めてくれて通過を待ってくれました。
ありがとうございました。
ところで、この謎の文字は何?
最初の鬼門と思われたトンネルを無事通過し、今度は長い下りです。
これがほんとに気持ちいい。
これだけでも来たかいがあったというものです。
(でもまだ50キロも走ってないんだよなぁ)
道の駅しもごうでちょっと休憩。
玉こんにゃく。100円。
おでんもおいしそうでしたが、そんなに食べられません。
真っ青な空に浮かぶ飛行機をボーっと眺めながら休憩中。
ボトルにドリンクを補給して、先を急ぎます。
切り立った岩肌が何とも言えない。
普段、自動車で来るとゆっくり見る暇もないですが、今日はちょっと立ち止まってみました。
new site of discoveryって、どういうことでしょうか。
広がる田園地帯。
おいしそうですね。もうすぐ新米の季節です。
程なくして会津若松市内へ。
自転車道があるようですが、調べてこなかったのでまっすぐR49を目指します。
途中、歩道を走る制服JKに追い抜かれました。(200km走った後ならまだしも、ここで抜かれる意味が分からなかった。走行速度はこっちが上のはずなのに)
はるか北に見える山に雪のようなものが見えるのは気のせいだろうか。
だいぶ走ってきたので、ここらで大休止しようと思いコンビニへ。
段差をよけようとちょっとジャンプした時に急に後輪がロック。
速度出て無かったので転ばずに停車できましたが、いまいち事情が呑み込めない…
何だろうと振り返ると、サドルバッグが外れ、ワイヤーロックを支点に後輪と挟まって、これがブレーキになったようです。マジ怖かった…
落ち着いてバッグをとり、コンビニでお買い物。
本日初のガリガリ君です。それにコーラと、見えて無いけどおにぎりも入ってます。
トイレにもよりたかったんだけど、開かないようなのでその先の道の駅まで我慢しました。
これからいくつかの山越えが待ってます。
しかも、距離的にまだ半分くらい。
さほど急な坂はないようなので、大丈夫だろうと思います。
このトンネルは歩道が広いので安心。
もはやダム?
そして、水面に浮かぶあの構造物は何だろう?
この先の登りで直射日光を長く浴びたせいか、軽く頭痛がしてきました。
熱中症の初期症状です。
これは早く冷やさないと、またリタイヤしてしまうかもしれない。
コンビニでもないかなぁとふらふらしながら下っていると、こんなものを発見。
まさに神のおぼしめし。
迷わずボトルに入れて、頭からかぶりました。
腕や足にもかけてやり、体全体を冷やす。
飲んで内側からも冷やす。
(ただし、靴の中に入れないように注意する)
隣のガソリンスタンドのもののようでした。
ありがとうございました。
その先のコンビニではガリガリ君を補給。
ロックアイスを買おうか迷ったけど、買わずに出発。
このトンネルは我慢して車道を行くしかないかなぁ。
ファイバーフレア焚いてるとはいえ、もし後ろから車にやられたら…
怖すぎます。
何とか通りすぎ、県境へ。
新潟県に入ります。
暑くて疲れた、38歳、おっさんです。
超、急カーブらしいです。面白かったので撮ってきました。
その茂みに、マガジン落ちてました。
エッチな本じゃなかった…orz
この後もう1回サドルバッグが落ちてロック。
今度こそはこけると思ったけど、何とか踏ん張りました。
普段、RMZにつけてるサドルバッグをそれごと入れてきたのが重かったらしく、垂れさがってしまいタイヤに引っかかって落ちたようです。
バックパックに移したらそれ以降落ちることはありませんでした。
こちらでは稲刈りが始まってました。
なんだか懐かしいにおいがしました。
アイススラリーが欲しいなぁと思いながらコンビニ休憩。
ここでロックアイスを購入。さらに桃のアイス?も購入。
きっと新潟ご当地アイスに違いない。
そろそろ山越え終わるかなぁ?
そんな淡い期待を持ちながらさらに進みます。
確かに山ではないが、長いトンネル。
しかも広い歩道は反対側。
いったいどうすれば…
頑張って左側を行くことにしました。
左は壁。当たればはじかれて車道に落車。
右は段差。落ちたら車道に落車し車にひかれる。
細心の注意をもってゆっくりとそうこうしました。
恐怖におののく、38歳。
何とか無事走り切ったその先に待つものは…
150ミリ以上ありそうな段差。
タイヤの跡を見る限り、何人かそのまま飛んでますね。
ダムがありました。
横断できるようですが、その時間はなさそうなので先へ。
今度は短いです。
だがしかし、道幅はこんな感じ。
そして、こんな段差。
さっきもそうでしがた、やっぱり道路って自動車優先で作ってますよね。
もう、諦めました。
だいぶ日が傾いてきました。少しは涼しくなってきたけど、運動してるとやはり暑いです。
こんなん見つけました。300mだったら行ってもいいかなと思ったあなた。
150キロ近く走った後で、登りたいですか?
私はやめました。
ようやく山区間を越え、残りは平坦だけ。
これが30キロ以上ある。
こうなると、もう夕暮れとの戦いです。
暗くなる前にゴールしたい。
残り20キロを切り最後の休憩へ。
最後のガリガリ君と氷を補給。
ついでにはブラシセットも購入しました。
甘い補給食とドリンクばかりなので、帰りに歯磨きしたいんです。
(犬吠埼サイクリングのときも買いましたね。)
この橋が、今日最後に渡る阿賀川。
ちょうど夕日が落ちるところでした。
でも、この歩道、割れたガラスが結構散乱してて危ないです。
渡り切ってから一度タイヤについてないか確認しました。
ようやく本日のゴール、新潟駅の表示が出てきました。
と、ここで走っちゃダメのサイン。
取りあえず側道へ。
R49、完走ならず。
確かに、みんな速度超過っぽいので危険な感じです。
側道も、自動車が走らないわけじゃないので油断できません。
もうすぐ、日が沈みます。
しっかり実ったお米が夕日に照らされきれいでした。
この道、ホントにあってるんだろうなぁ。
不安になりつつ謎のホテル街を抜け、ようやく駅を発見。
新潟駅、到着です。
これ以上中に入ると、高校生が多くて撮影ができないためここで完了とします。
夜になる前に何とか到着で来ました。
どこか疲れ切った、38歳。
街灯が触覚みたいになってるし。
駅の片隅で輪行の準備をし、トイレで着替えと歯磨きをし、晩御飯を買ってホームへ。
表示が変わってませんが、とき東京行きです。
時間はたっぷりあったのに、なぜ指定席にしたのかはいまだに不明です。
ここ、始発駅だし、まだ余裕だったじゃないか。
顔を洗って、ちょっとさっぱりしました。
アームカバーの隙間の日焼け。
けして、変なプレイをしてたわけじゃないですよ。
さよなら新潟。また来る日まで。
とりあえず自転車の置き場も確保でき、無事帰宅できました。
新潟まで来ておけば、ここから北へも南へもいけます。
来年のツーリングにつながりました。
本来ならば、昨年会津若松まで来てるので、そこからでもよかったんですが、
200kmくらい走りたかったので、今日のルートで走りました。
予定どおり、かな。
200キロなかったようですが、スピードセンサーが電池切れしていたようで、トンネルの中は走ってないことになってました。(今日気づきました)
十分走れて楽しかったけど、もう、このルートを通ることはないと思います。
来年はここから南下して金沢あたりまで行ってみたいですね。
もう、今年は輪行を含むサイクリングはしない予定。
というのも、
穴、開いちゃったので修理するか買い替えないとね。
以上、新潟まで走ってきた、でした。